MY GAP YEAR BLOG 2019

ギャップイヤー活動ブログ

やっぱりあった!人種差別(?)!

時間のあるときにバーーって書いちゃいますね。

国際教養大学16期ギャップイヤー生のうっちゃんです( ^ω^ )

 

 

今回のテーマは

「人種差別」について。

 

重い...。

 

前回の記事で悲しいことだらけって言いましたよね...。

 

 

それは、アジア人の人種差別

 

 

アフリカだけに限らず、東アジア以外では、

「アジア人=中国人」

という認識がされているというのはよく聞く話です。

その認識のせいで、旅行中に「ニーハオ」と中国語で話しかけられたりするというのはよくありますよね。

出発前に私の好きなYouTuberさんのゆうあ。さんの動画で紹介されているのを見て覚悟はしていました。


海外って実際に人種差別やばいの?【体験談】

 

ただ、今回伝えたいのは、実際に経験してみると、

めっちゃ悲しい!

ということです。

 

具体的にどんなことがあったのか・・・

 

男の子6人の2年生のクラスを初めてサポートをした時でした。

自己紹介をすると、日本から来たと言ったにも関わらず、China! Chinese!と呼ばれ続けました。その後も課題そっちのけで、アチョ〜とカンフーのモノマネをされました。7歳の男の子たちなので、ただ単に面白がっているだけだと思うのですが、気分は良くないですよね。その上、東アジア人を差別する「チンチャンチョン」と言われたので、かなりぐさっと来ました。「チンチャンチョン」はわかりやすく言うと、差別というよりはからかう感じの言葉です。

言ってはダメなことなので、その子にはしっかり叱りましたが、ヘラヘラ笑っていて、次の日も同じことを言ってきたので、心が折れかけています。

 

他には「I don't like China! Chinese! I don't like Japan!」と言われて逃げられたりもしました。なので大人気なく「Please explain why you don't like China!」と問い詰めましたが、答えはしなかったです。きっと彼は差別ということがなんとなくわかっていて、その上で言っていたのでしょうね...。

 

次の3年生のクラスでは、私の顔を見るとニヤニヤして笑う男の子がいて、もう一人の男の子に向かって、目を手で吊り上げるジェスチャーをして、小声で「China」と言いました。

このジェスチャーは、アジア人は一重で目が小さいと小馬鹿にするジェスチャーです。

積もりに積もった悔しい大人気ない気持ちが溢れて、「I am not Chinese! I am from Japan!」と怒ってしまいました...笑 それに!私日本じゃ目大きいほうだし!二重だし!なんならカラコンしてるし!と叫びたい()

 

 

こんな感じで特に無知な子供達からからかわれることが多いです。

彼らはアジアに対して映画から得たイメージしか持っていないので、マイナスに捉えることが多いのだと思います。つまり、私たちがアフリカに対して、「貧困」「発展途上国」「スラム」などのマイナスイメージを持ってしまうのと一緒で、メディアが伝える切り抜いた一部の知識で物事を考えてしまうのだと思います。

 

何より辛いのが、そんな無知の子供達が無邪気に差別発言をしてくることです。

 

 

ここでわかっていただきたいのは、私は決して中国人と間違えられることに怒っているわけではありません。だって東アジアのほとんどの人口は中国人ですし、私自身ヨーロッパ人やアフリカ人の区別をつけられませんから。そして何より、書道で漢文も書くので文化を学んでいるくらい中国のことが好きですし!

 

 

怒りがこみ上げる主な原因は

中国=馬鹿らしい」というイメージを持った上で、「China」と呼ばれること

 

全くリスペクトが感じられないんですよね。ハリウッド映画がアジア人のいないアフリカの子供達にステレオタイプのイメージを植え付けちゃってるんですよね...。

 

もちろん、日本大好き!寿司好き!日本行ってみたい!って言ってくれる子もいます!特に女の子!差別的発言をする子は男の子ばっかりで、女の子は逆に好意的なのが不思議です(笑)私が女だからかな??

 

 

アジアの固定観念に関しては、子供だけに限った話ではないんですよ。

ホストファーザーは「なんで日本人は中国人と呼ばれると怒るんだい?中国も日本も同じアジアじゃないか」と聞いてきました。

 

彼曰く、ヨーロピアン、アフリカン、と同じ感覚で、アジア人をチャイニーズと捉えているようです。

 

彼の見解は、「ヨーロッパもアフリカもいろんな人種が混じって混血しているから、ヨーロピアン・アフリカンと呼ばれても何も感じないが、日本はほとんどが純血だから嫌がるんじゃないか?」と言われました。

 

新しい視点ですごく面白いですよね!一理ある気がします。

じゃあ、チャイニーズじゃなくてアジアンって呼べよって突っ込みたくなりますが(笑)

 

 

グダグダ書きましたが、海外で初めてアジア人差別(もしくは軽蔑)を受けて、すごく悲しかったんです

こんなにも日本って知名度低いのか...私は日本人としてでなくアジア人・中国人としてしか認識されないのか…しかもその中国人のイメージってめちゃめちゃ馬鹿にされてるやん…と。

 

だがしかし!!!

 

ここで終わったら折角差別を受けて悲しんだ意味がないですよね!!!

 

抽象化・転用しないと!(前田裕二さんのメモの魔力読みました笑)

 

実際に受けた差別・軽蔑を抽象化すると、どれも視覚的・聴覚的でカンフー映画の影響が強いことがわかります。つまり、アジアのマイナスイメージを作っているのは、彼らに直接会うアジア人ではなく、画面越しに出会うエセ・アジア人!!!映画の中はもちろん、ニュースの中、記事の中、噂の中のアジア人もです。

 

このことから私ができることを考えると…

①メディアが作り上げたイメージを新たなメディアで上書きする

②本物のアジア人・日本人として子供達に接して、自らリスペクトを生み出す

 

の二つが思いつきました。

 

①に関しては、私のギャップイヤーの課題にもぴったりなので、どんなメディアを用いて、どんな内容を伝えればいいのかをしっかり考えたいと思います。何よりも伝えなくてはいけないのが、「メディアから受け取る情報は一部に過ぎない」ということなので、その点に注意して考えていきます。

 

②に関しては、1ヶ月後彼らと別れるときに寂しいと思ってもらえるような尊敬されるアジア人にならなくてはなりません。そのためには、しっかり自分に自信を持ってレッスンを行い、何か一つでも誇れるものを彼らに伝えることが必要だと考えます。私の場合は「書道」です。小学校一年生の時から続けていて、雅号をいただいて、密かに書道団体の下っ端に入り込んでいます。どうにか「英語×書道」というレッスンができないかなぁとアイデア出し中です。私のお習字の先生が書道道具を寄付してくださったので、実はちゃっかり持ってきています(笑)

 

あ、エセ・メモ魔してごめんなさい(笑)

 

 

感情的になってわかりにくい記事でしたが、アジア人差別は一歩外に出たらいっぱいあるよ〜ということが伝わっていれば幸いです。

 

辛〜い!だけで終わらせてはならないんです!いい機会だと思って、私にできることを精一杯やっていきたいと思います!

 

 

 

 

次回はパリピすぎる件(ただのカルチャーショック笑)ついて書こうかな〜って感じです。※変わる可能性あります笑

 

 

以上、うっちゃんでした!